ソウルメイトに会えるまで2てるゆきさんの場合

前回のあらすじ
バツ一の、てるゆきさんは、
結婚には、うんざりしていた。
一回目の結婚が地獄のようであったから。

そんなわけで、女性は信用できないと思っていた彼は、
一生独身でいようと思った。

ところが、あるとき、心底とても優しくしてくれる女性が現れたため、
とても、動揺する。
ところが、やっぱり離婚を引きずっているてるゆきさんに、
その女性も、ついに、愛想をつかし、
諦めて、てるゆきさんの元を、
去っていったのであった。
その時、てるゆきさんは、ほっとしたのであったが、
とても、寂しい気持ちに襲われた。

あまりに、寂しい気持ちなので、
何故か急にパートナーがほしくなった。
というのも、女性にも、最初の結婚の人とは、違う、
優しい人もいるのではないか?
と考えたから。
別れた、彼女のおかげで、そういうことに、気が付いたのである。

そのあと、結婚をしようと思う女性が現れたが、
前回の結婚の色々な経験を未だ、心に残っているため、
なんとなく、気が進まない。

人によっては、全く、煮え切らない、むかつく男に見えるでしょう。
でも、本人は、いたって真面目に一生懸命、
生きていたのでした。
今の自分の目で、過去の自分を見ると、
なんだから、可哀想にも見えてきます。

はたして、そんなてるゆきさんでも、
ソウルメイトに会って幸せな結婚をできるのでしょうか?


その当時、
結婚は、あまりしたくないけど、
もし、そんな人(「ソウルメイト)がいるなら、
会ってみたいな。
と、思いました。

そんな時、将来のソウルメイトを、
見通すことができる人がいるということを
知りました。
その占いは、リーディングと呼ばれていました。
占いは、統計学なので、
一般の占いは、60パーセントくらい当たれば、
まあまあと言われています。
しかし、その人の的中率は、
それとくらべると、驚異的と言われていました。

「私に、ソウルメイトなんて、いるのかな?」
もし、いなかったら、
将来、一人で暮らしたほうが、
疲れる結婚をするよりも、幸せかもしれない。
とも思いました。
なんだか、世の中をはかなんでいる、
修道女になったような心境です。

また、本音を言えば、一人は、寂しいので、
今の彼女より、いい人が現れないなら、
妥協するようだけど、
このまま、結婚したほうが良いのかな?
などと考えたりしました。

「とにかく、自分にソウルメイトがいるかな?」

そう思った私は、その驚異的な的中率の方に、
私にソウルメイトがいるのか、
きいてみることにしました。