マヌ

「魂は最初、男女一体のものとしてつくられました。その後、男性体と女性体に分かれました。
創造主は、どうして魂を男性体と女性体に分けられたのでしょう?
「分かれた状態で、それぞれの魂が成長するために努力しなさい」と、言われたのです。
努力する中で、学ぶことがたくさんあるということなのです。
男性性は「陽」、女性性は「陰」の役割があります。
「陰と陽、それぞれの役割を果たす中で、自分自身を知り、相手を知りなさい」という意味があるのです。
「それが、自分自身の個性を知ることにもなるのです」と、創造主はおっしゃっているのです。
そこには、創造主のつくられた世界を美しく彩ってほしい、という願いが込められているのです。

(中略)


あなた方すべてに、魂のパートナーがいるのです。
男性として、女性として、成長するために努力することは、魂のパートナーと出会う旅でもあるのです。
長い間離れていた魂が出会うまでの道のりが、魂にとってはとても大切なのです。
魂が経験を積んで、ある程度の境涯にならないと、魂のパートナーと出会うことはできません。
魂のパートナーと出会うとどうなるでしょう?
その相手と、ずっと一緒にいたいと思うようになります。もう他の異性のことなど目に入らなくなります。
たとえそれまで他の異性とともにいたとしても、もう自分の本来のパートナー以外といることなど考えられなくなるのです。
しかし、お互いが未熟な状態で出会っても、それがわからないのです。
魂の経験を積んで、ある程度の境涯になって出会うことが重要だということなのです。

魂のパートナーとは、一個のリンゴをふたつに割ったようなものです。
その相手以外の存在は、本来のパートナーではないのです。
本来のパートナーと出会うことは、自分自身を知ることでもあるのです。
パートナーを知ることにより、自分自身がもともとどのような願いを込めて創造主につくられた存在か、はっきり認識できるようになるのです。」

『生きて意識ある地球はこうして生まれた』(アマーリエ著/徳間書店刊)より