ソウルメイト物語1

 

 

 

ヘンリーフォードとクララ・アラ・ブライアント1

 

 

 

今日はヘンリーフォードさんとクララ・アラ・ブライアントさんの話をします。

 

 

 

どちらかというと、クララ・アラ・ブライアントさんのお話になるんですが、

 

クララ・アラ・ブライアントさんはすごく素敵な人なんですが、ほとんど紹介されていないし、

 

二人がソウルメイトであると言っている人もいません。

 

 

 

でも、私は断じて、二人はソウルメイトであると、思っています。

 

だから、この話をぜひあなたに聞いてもらいたくて、

 

今日の話をすることにしました。

 

きっとこの話を聞いたら、

 

あなたは、ソウルメイトに出会う自分になることが大切だと、

 

改めて思うの思ったからです。

 

 

 

 

 

今日は、そのクララさんとヘンリーさんのお話です。

 

 

 

 

 

 

 

アメリカのミシガン州デトロイト市の電力会社に、

 

 

 

若い男が安い給料で働いていました。

 

 

 

 

 

 

 

彼の労働時間は一日10時間です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

疲れているにも関わらず、彼は家に帰ると、夜中まで裏庭にある古い小屋で過ごしていました。

 

 

 

新しい型のエンジンを組み立てようとしていたから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼のお父さんは、教育のない農夫でした。

 

だから、息子はバカなことをしていると思っていました。

 

 

 

近所の人には、彼は、変人とよんでいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼はみんなに笑れ、

 

一人として彼が作っている物が、

 

世間の脚光を浴びるなんて想像できる人はいなかったんです。

 

ある、一人を除いては・・・。

 

 

 

 

 

そう。

 

彼は、ソウルメイトに会っていたんです。

 

 

 

 

 

たった一人。

 

でも、ソウルメイトは100万人力です。

 

 

 

彼の妻のクララさんだけは違いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女は一日の仕事を終わってから、

 

 

 

彼が小屋で仕事に没頭するのを色々手伝ってあげていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日暮れが早い冬の季節・・・。

 

 

 

小屋の中は暗くなり、作業ができません。

 

「フェンリー大丈夫?

 

これで見えるかしら?」

 

 

 

「ありがとう。クララ!」

 

 

 

クララさんは、夫のヘンリーが仕事のしやすいよう、

 

にランプをかざして良く見えるようにしてあげました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寒さで彼女のえは震えました。

 

でも、二人の心は暖かかったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クララさんは、

 

 

 

ヘンリーの作るエンジンは

 

 

 

絶対上手くいく!

 

と、信じきっていました。

 

 

 

 

 

ヘンリーさんはそんなクララさんを“ぼくの信者さん”と呼んでいたほどでなんです。

 

たった一人の信者さんでしたが、

 

世界を敵に回そうがなにが起ころうか、

 

絶対的な味方だったのです。

 

 

ヘンリーフォードとクララ・アラ・ブライアント2

 

 

 

 

 

(ここまでのあらすじ、ヘンリーフォードとクララアラブライアントは、

 

二人で、一所懸命、自動車のエンジンを組み立てていました。

 

近所の人達から、笑われながらも、くじけることはなく、

 

寒い冬も、クララは、ヘンリーが作業をしやすいように、ランプを灯したりして、

 

お互い助け合い、信じあいながら、自動車を製作していました)

 

 

 

 

 

 

 

三年もの長い歳月が二人の間に流れました。

 

 

 

古いレンガ造りのこの小屋で二人は力を合わせて、

 

努力の業を続けました。

 

 

 

そして、運命の日がやってきました・・・。

 

 

 

ドッドドドドド!!!!

 

 

 

「クララ、やった!僕たちはついにやったよ!」

 

 

 

「良かったわね。ヘンリー!

 

おめでとう!」

 

 

 

 

 

この不思議な謎に包まれた物体がとうとう動いたのです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1893年、フェンリーさんが30歳の誕生日を迎える少し前

 

クララさんが26歳前くらいのことでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近所の人達は、大きな連続音にびっくりしました。

 

 

 

みんなが集まってみてみると、

 

 

 

変人と言われていたヘンリーさんと妻のクララさんが、

 

 

 

馬がひいていないのに、がたがた道をその謎の馬車が

 

 

 

走っているのが見えました。

 

 

 

二人は愛の結晶である、やっと完成した自動車という「愛の方舟」に乗って、

 

一緒にどこまでも、走っていきました・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フォードとクララの物語

 

 

 

終わり